島根で、歩行者が信号機のない横断歩道を渡ろうとする時に一時停止する車の割合は53・0%という。全国平均(45・1%)を上回っているが、もう少し思いやった運転ができないものか。松江市での実態を調べるため、記者も横断歩道に立って一時停止する車を数え、歩行者目線で考えてみた。

 JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は毎年、47都道府県ごとに信号機が設置されていない横断歩道で一時停止率を調べている。今年の調査で島根は15位、鳥取は50・0%で21位。トップは長野県の84・4%で、新潟の23・2%が最も低かった。

 

 JAFの調査は、1カ所当たり職員が50回横断を試み、歩行者から見て右側から来た車の中で一時停止した台数を数える。記者は9日午後、安全対策を図りつつ、交通量が...