あられが降り、一瞬で白くなった国道54号=18日午前8時11分、雲南市三刀屋町下熊谷(画像を一部加工しています)
あられが降り、一瞬で白くなった国道54号=18日午前8時11分、雲南市三刀屋町下熊谷(画像を一部加工しています)

 山陰両県は18日、上空に強い寒気が流れ込んだ影響で雪やみぞれが降り、各地でこの冬一番の寒さとなった。松江市では平年より19日、昨年より26日早い初雪を観測した。

 広島地方気象台によると、最低気温は赤名(島根県飯南町)氷点下0・5度、掛合(雲南市掛合町)0・8度、松江2・5度、鳥取5・3度などで、島根県は19地点中の16地点、鳥取県は10地点中の8地点で今季の最低を記録した。強い西風が吹き、最大瞬間風速は浜田24・4メートル、松江22・9メートル、鳥取17・1メートルなどとなった。

 強風のため、JR山陰線のスーパーまつかぜなど特急4本と普通5本が部分運休し、約300人に影響が出た。雪により木次線の出雲横田-八川駅間の線路に竹が倒れかかり、出雲横田-備後落合駅間で午後から運休した。

 しけの影響で隠岐汽船の高速船、フェリーは終日欠航した。

 松江地方気象台によると19日は高気圧に覆われておおむね晴れるものの、寒気や湿った空気の影響で雨が降る所もある。

 (青山和佳乃)