鳥取県とレンタサイクル施設が連携し米子、境港両市間で、貸し出し自転車を乗り捨てできる「片道プラン」のレンタサイクルを試験導入した。両市を結ぶサイクリングコースの両端にあるレンタサイクル施設2カ所で貸し出し、周辺を含めて5カ所で返却できる。7月4日まで日曜限定で行い、結果を踏まえて夏休みからの本格導入を検討する。

 貸出窓口は米子市観光センター(米子市皆生温泉3丁目)と、SANKO夢みなとタワー(境港市竹内団地)内の夢みなとレンタサイクルの2カ所。返却窓口は、この2カ所のほか、米子空港(同市佐斐神町)内の国内線総合案内所と米子市国際観光案内所(米子市弥生町)、境港観光案内所(境港市大正町)。

 台数は各貸出窓口で1日当たり4台。貸出時間は午前9時から午後4時までで、当日正午まで受け付ける。利用料金は通常のレンタサイクル料金(車種によって1千~2千円)に1500円が加算される。

 両市間では昨年3月、「白砂青松の弓ケ浜サイクリングコース」(延長15・8キロ)が全線開通した。日本海と大山の両方を眺めながら走行できる風光明媚(めいび)なコースで、傾斜がほとんどなく初心者でも楽しめる。米子市側の起点近くにある米子市観光センターでは、レンタサイクルが年間1千台以上利用されるなどニーズが高まっているという。

 境港市側に昨年12月、夢みなとレンタサイクルがオープンしたこともあり、両市間で自転車を相互に乗り捨てる仕組みをつくろうと企画した。利用者アンケートの結果などを踏まえ、本格導入の可否を検討する。

 県観光戦略課の松村広太係長は「利用者のニーズや価格帯を検証し、気軽にレンタサイクルを利用できる環境を整えていきたい」と話した。  (福間崇広)