パレードの参加者とともに沿道に手を振る佐藤みどりさん(中央、黄色のジャケットを着用)=松江市殿町
パレードの参加者とともに沿道に手を振る佐藤みどりさん(中央、黄色のジャケットを着用)=松江市殿町
パレード用の面にペイントする参加者=松江市朝日町、松江テルサ
パレード用の面にペイントする参加者=松江市朝日町、松江テルサ
虹色のフェイスペイントを楽しむ子ども=松江市朝日町、松江テルサ
虹色のフェイスペイントを楽しむ子ども=松江市朝日町、松江テルサ
パレードの開催が実現し、涙ながらにあいさつする佐藤みどりさん=松江市朝日町、松江テルサ
パレードの開催が実現し、涙ながらにあいさつする佐藤みどりさん=松江市朝日町、松江テルサ
パレードの開催を祝福する支援団体の関係者=松江市朝日町、松江テルサ
パレードの開催を祝福する支援団体の関係者=松江市朝日町、松江テルサ
参加者とハイタッチし、喜びを分かち合う佐藤みどりさん
参加者とハイタッチし、喜びを分かち合う佐藤みどりさん
松江市内の練り歩くパレード参加者
松江市内の練り歩くパレード参加者
松江城の敷地内に到着し、パレード開催を祝福する参加者
松江城の敷地内に到着し、パレード開催を祝福する参加者
プラカードを掲げてパレードする参加者
プラカードを掲げてパレードする参加者
パレードの参加者とともに沿道に手を振る佐藤みどりさん(中央、黄色のジャケットを着用)=松江市殿町
パレード用の面にペイントする参加者=松江市朝日町、松江テルサ
虹色のフェイスペイントを楽しむ子ども=松江市朝日町、松江テルサ
パレードの開催が実現し、涙ながらにあいさつする佐藤みどりさん=松江市朝日町、松江テルサ
パレードの開催を祝福する支援団体の関係者=松江市朝日町、松江テルサ
参加者とハイタッチし、喜びを分かち合う佐藤みどりさん
松江市内の練り歩くパレード参加者
松江城の敷地内に到着し、パレード開催を祝福する参加者
プラカードを掲げてパレードする参加者

 LGBTQ(性的少数者)について知ってもらおうと、当事者や支援者が行進する「島根レインボーパレード」が25日、松江市内で初めて開かれた。県内外から約200人が集まり、多様性を表す虹色の旗やプラカードを掲げ、性的少数者への理解増進や暮らしやすい社会の実現を訴えた。

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 体は女性だが、心は男女どちらでもない当事者で啓発・相談活動に取り組む同市在住の佐藤みどりさん(35)が中心となって企画し、大学生や社会人でつくる実行委員会とボランティアスタッフが運営。島根県と19市町村が共同で10月、性的少数者のカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」を開始したのに合わせた。

 出発地点の松江テルサ(松江市朝日町)には大阪や岩手、熊本などから当事者や支援者が駆けつけた。音楽を流しながら市総合体育館前を通って松江城に至る約2・3キロを1時間半かけて行進。「ありのままでいい」「自分らしくいる」といったプラカードを掲げ、沿道からの声援や手ぶりに笑顔で応えた。

 到着後、佐藤さんは「パレードは第一歩。島根にいる当事者の人たちに『一人じゃない』というメッセージが伝わることが大事だ」と力を込めた。

 参加した武藤哲也さん(47)=松江市在住=は体は男性だが、心は男女どちらでもないといい、「島根だとなかなか当事者の人が声を上げにくい。パレードが性的少数者について知ってもらうきっかけになれば良い」と願った。
  (白築昂)