掘り出した芋を見せ合うディオッサ出雲FCの選手たち=出雲市湖陵町差海
掘り出した芋を見せ合うディオッサ出雲FCの選手たち=出雲市湖陵町差海

 女子サッカー・なでしこリーグ2部への昇格を決めたディオッサ出雲FCの選手ら約20人が25日、出雲市湖陵町差海のディオッサ農園で、地元特産のサツマイモ「西浜いも」の収穫をした。芋は一部を販売し、収益を遠征費などに充てる。

 ディオッサを応援する藤原農電社(出雲市大津新崎町4丁目)が耕作放棄地だったほ場を開墾し、今年から、5アールをチームの専用農園とした。6月に選手が植えた苗が育ち、収穫期を迎えた畑では、メンバー総出で、地元サッカーチームの子どもたちと芋を次々と引き抜いた。選手たちは入れ替え戦の疲れも見せず、大きな芋が取れるたびに見せ合い、終始笑顔で農作業に取り組んでいた。

 この日は約1トンを収穫。販売のほか、ホームで入れ替え戦を行うために実施したクラウドファンディングの返礼品にも使う。参加したFWの大政七生選手(23)は「昇格できたのは地元の支援のおかげ。一緒に収穫ができてうれしい」と笑顔で話した。 (佐野卓矢)