美酒佳肴ゆらくの「さばしゃぶ」
美酒佳肴ゆらくの「さばしゃぶ」

 米子市の新名物として薄造りのサバをさっと湯にくぐらせて食べる「さばしゃぶ」を、市と市内の提供店がPRしている。JR米子駅周辺などに7店舗がある「日本一の集積地」をうたい、チラシやホームページを作製。忘年会シーズンを迎え、共通ののぼりも新調した。

 7店舗で提供されるさばしゃぶはだしやしょうゆベースの鍋で、1人前1280~2398円。煮えた薄切りのタマネギと一緒にすくい、ポン酢で食べる美酒佳肴ゆらく(明治町)のほか、とろろや溶き卵に付けて食べるところもある。

 市観光課は「牛骨ラーメン」「475パフェ」とともに「食」をテーマにした新たな観光資源の柱としてPR。鍋の写真、料金、地図を入れたチラシやホームページは英語でも記載し、ビジネス客や国内観光客に加え、インバウンド(訪日客)にも発信している。

 「米子名物さばしゃぶ」の文字とともに湯気の立つ鍋の絵を描いたのぼりも出来上がり、各店が掲げる。市観光課の宮本朋子係長は「地元でも親しんでもらい、観光の目玉として広がってほしい」と話した。(吉川真人)