境漁港(境港市昭和町)が漁獲量日本一を誇るベニズワイガニを使った料理コンテストが5日、米子市皆生温泉4丁目の皆生グランドホテル天水であった。鳥取県西部の旅館・ホテル7店舗、飲食店6店舗が独創的なベニガニ料理を披露し、自慢の腕前を競った。
県西部の経済人や行政など35団体でつくる「名物料理を作る会」(土井一朗会長)が企画し、3回目。それぞれの得意分野を生かした新作料理を持ち寄った。
ベニガニと県産の7種類のきのこを使った濃厚な冷製ムースや、ベニガニの身や大山町・御来屋産のウニがのった豪華なすしなどがずらりと並んだ。審査役を務めた27人が料理の味、盛り付けの美しさなどの評価項目に合わせ、お気に入りの一品に投票した。
土井会長は「新型コロナウイルス禍収束後に県外から観光客を呼ぶ目玉としてベニガニ料理を発展させたい」と話した。
投票の結果、皆生グランドホテル天水(米子市皆生温泉4丁目)の「紅蟹(べにがに)の蟹(かに)味噌(みそ)羽二重蒸し」と、こめや産業(境港市外江町)の「境港産紅ずわいがにの絶品 ZEITAKU PIZZA」が最優秀作品に選ばれた。料理は各旅館や飲食店で提供される。
(岩垣梨花)