鳥取県警は22日、県内の30代男性が交流サイト(SNS)型ロマンス詐欺で現金と電子マネーを合わせ、計約1385万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。
県警捜査2課によると、男性は8月5日ごろからマッチングアプリで知り合った女とLINE(ライン)でやりとりをするようになった。女から「ネットショップの仕事を手伝ってほしい」と言われ、指示されたサイトに自身の口座情報を登録した。
サイトで女のアカウントを使い、注文を受けて手続きをするとサイトの口座に利益が表示され、実際に男性に6000円が振り込まれた。その後、仕事を続けるための資金として現金と電子マネーで計約780万円を振り込んだ。さらに、利益を引き出すための所得税として約605万円を指定口座に振り込んだ。
男性の利用している金融機関から警察と本人に情報提供があり、被害が分かった。