晴れ着姿でポーズを取る新成人たち=江津市江津町、総合市民センター
晴れ着姿でポーズを取る新成人たち=江津市江津町、総合市民センター

 2024年の「成人式」が2日、島根県内トップを切って江津市であった。出席者がマスクなしで晴れやかな表情を浮かべ、大人の決意を新たにした。

 江津市の「はたちの集い」は23年度に20歳になる194人が対象。市総合市民センターであった式典は振り袖や真新しいスーツに身を包んだ163人が、旧友との再会を喜んだ。コロナ禍が明けて入場制限がなくなり、保護者も会場内で子の晴れ姿を見届けた。

 江津中学校出身で島根大生物資源科学部2年の妹尾健太郎さん(20)は、能登半島地震のニュースを引き合いに「いざという時に地域の高齢者や子どもを引っ張る大人になりたい」と誓った。

 県によると、各市町村で行われる今年の成人式の対象者は6267人で、前年より214人減り過去最少を更新した。成人の日の8日までに9市町である。

(吉田雅史)