サッカーJ3のガイナーレ鳥取が10日、米子市内で会見を開き、2024年シーズンの新体制を発表した。選手27人中新加入が15人と23年シーズンから大きく変わった陣容でJ2昇格を目指す。林健太郎新監督は「攻撃的なチームカラーを維持しつつ、守備にも力を入れたい」と意気込んだ。
新戦力はGK1人、DF6人、MF5人、FW3人。攻撃的なスタイルの継続を主眼に、球際の強さや突破力、守備的な技術の高さといった点を重視して補強を行った。20年に鳥取に在籍し、J3愛媛FCで昨季優勝を経験したDF大城蛍(23)は、高い身体能力を生かし、カバー範囲の広さやボール奪取などでの貢献が期待される。
昨季は、14勝14分け10敗勝ち点56の6位。得点力が向上した一方、失点の多さが課題となった。林監督は「得点力を維持し、失点を減らしていくチームづくりを目指す」とした上で「ボールを保持しつつ、前への意識と守備の意識を共存させるチームの土台づくりをして結果も残す」と話した。
会見に同席した杉本亘輝チームオペレーションマネージャーは、今季のスローガン「Stay Hungry(ステイハングリー)」を発表し、「勝利へのハングリーさを持って日々精進し、サッカー人生を後悔しないように進んでほしい」とした。
開幕戦は2月下旬のFC今治戦で、3月上旬にテゲバジャーロ宮崎とホーム初戦を迎える。 (古瀬弘治)