絵札を取る児童たち=雲南市大東町大東、大東交流センター
絵札を取る児童たち=雲南市大東町大東、大東交流センター

 雲南市大東町大東の大東交流センターで20日、「出雲弁だんだんかるた」(山陰中央新報社発行)を使ったかるた大会があった。小学生や保護者ら約30人が参加し、出雲弁に触れながら楽しんだ。

 大会は、出雲弁に興味を持ってもらい、かるた遊びを通じて、世代間交流を深めようと地域自主組織・大東地区自治振興協議会が開いた。

 「えらくらし なかなか通らん 針の目じ」「めんだくせ おまえがやっちょけ おら寝ーけん」と流ちょうな出雲弁で読み上げられると、参加者は真剣な表情で絵札を探した。抹茶体験もあり、茶せんを使ってお茶をたてた。

 大東小学校4年の三木桃花さん(10)は「(絵札が)いっぱい取れたし、出雲弁が分かってよかった」と笑顔。抹茶を楽しんだ同小4年の福島来実さん(10)は「甘いお菓子と苦いお茶ですごくおいしかった」と話した。
(狩野樹理)