観光協会のスタッフ(左)と神門通りであいさつ回りする石橋香奈子さん=出雲市大社町杵築南
観光協会のスタッフ(左)と神門通りであいさつ回りする石橋香奈子さん=出雲市大社町杵築南

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除を受け、出雲市で22日、日本航空(JAL)の客室乗務員(CA)による観光ガイドが始まった。初日は、義理の両親が県出身という石橋香奈子さんが、出雲大社前の神門通りにある観光案内所の業務に就き、おもてなしのプロとして気配りを誓った。  (松本直也)

 出雲観光協会スタッフの案内で、あいさつがてら周辺店舗を巡り、現状に理解を深めた。コロナ禍で遠のいた客足の回復が望まれる中、店員から「観光客が多くなるのを見ると涙が出る」と聞くと、厳しい航空業界の現状と重ね、涙ぐんだ。

 事前に神話を学んできたという石橋さんは「気遣い、配慮を発揮し、心に寄り添ったガイドをしたい」と意気込んだ。

 CAの観光ガイドは、市が観光需要を掘り起こそうとJALに依頼。県出身の9人を含むCA20人が県を応援したいと手を上げた。

 20人は「ふるさと応援隊」として交代しながら、市内周遊観光タクシー「うさぎ号」のガイドを務めるほか、観光案内所「神門通りおもてなしステーション」(出雲市大社町杵築南)を拠点に接客する。

 当初5月スタートを予定したが、緊急事態宣言発令で延期になっていた。

 市は開会中の6月定例市議会に、CA拡充などの経費330万円を盛り込んだ2021年度一般会計補正予算案を提出している。可決されれば7月以降、勤務は現在の週3日1人から週6日2人となる見込み。