自民党鳥取県連が10日、政治資金規正法に基づく政治資金パーティーとして、県選出国会議員の国政報告会を県内3市で開き、次期衆院選に向けて結束を誓った。
鳥取市内の報告会で石破茂会長(衆院鳥取1区)は党内の派閥が「カネとポスト」に結びついた状況を問題視し、「国民や有権者の気持ちと違わない政治をやっていかなければならない」と強調。「鳥取から日本、地方、自民党を変えるという思いを新たにする」と力を込めた。

石破氏は終了後、記者団の取材に対し、地元で党総裁への期待があることについて「ありがたいこと。期待に議員としては応えたい」としつつ、「党も国も大変な時に『自分が』と言うことは極めて不謹慎だと思う」と述べ、9月の総裁選に立候補する考えがあるかどうかの明言を避けた。
県連の政治資金パーティーは4年ぶり。会費は一人2千円で、県連によると、鳥取市約800人、米子市約650人、倉吉市約350人が出席した。
(岸本久瑠人)
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