境港市の水木しげるロードで、妖怪影絵の春休みバージョン6点の公開が始まった。3月28日までの期間限定で「春」を伝え、177体の妖怪ブロンズ像とともに観光客を楽しませる。
春休みバージョンの6点は、卒業を連想する帽子をかぶり、賞状筒を手にした目玉おやじ▽ひな人形に装った鬼太郎とねこ娘▽花見を楽しむ子泣き爺とねずみ男▽ランドセルを背負った鬼太郎▽花と一反木綿▽チョウとぬりかべ。いずれも「ゲゲゲの鬼太郎」に登場するキャラクターを使った春を連想させる図柄。
妖怪影絵は2018年、水木しげるロードの新装に合わせて市が始めた。「悪魔くん」「テレビくん」に登場するキャラクターを使用した図柄もある。
投影ポイントは歩道上など約40カ所。このうち松ケ枝町、大正町の計6カ所で14日の日没後、春休みバージョンへの取り換え作業をした。夜に散策する観光客がおり、早速、春休みバージョンの妖怪影絵を撮影して楽しんでいた。(松本稔史)