不登校の子どもと保護者への支援や居場所づくりに取り組もうと、出雲市民有志でつくる任意団体が昨年夏から活動を展開し、25日に出雲市内でマルシェイベントを開く。32店舗が出店し飲食、物販のほか、占いやビーズボールペン作りなどを体験できるコーナーもある。
主目的は不登校の子どもの保護者に対する情報交換や憩いの場の提供で、会場は出雲市平田町の平田ショッピングセンターViVA。当事者以外の人も参加しやすくするため、幅広い子育て世代も対象とする。相談ブースも設け、元保育士が子育てのアドバイスをしたり、フリースクールや不登校の子どもを持つ保護者の団体関係者が相談に乗ったりする。
主催団体は「無限大∞プロジェクト」。不登校が増加する中、子ども食堂開催など子どもに携わる市民や教育関係者約10人が、子どもにできることを考えるために昨年8月に発足した。10月には映画監督の錦織良成監督を招いたシンポジウムも開いた。
金築千晴代表は「託児所もあるので、さまざまな子育て世代に来てほしい」と話す。問い合わせは金築代表、電話090(8248)2736。
3月には制服譲渡会も計画し使わなくなった中~高校の制服を募る。フードバンクに取り組む団体に寄付するための食品(賞味期限2カ月以上)も募集する。













