第六章 来去来(四十一)
寅蔵は師匠と親分に顔を向けた。
「伊勢の河(かわ)崎(さき)湊(みなと)に酒問屋がおましてな。そこに文を届けてくれんかと中斎先生に頼まれ...
第六章 来去来(四十一)
寅蔵は師匠と親分に顔を向けた。
「伊勢の河(かわ)崎(さき)湊(みなと)に酒問屋がおましてな。そこに文を届けてくれんかと中斎先生に頼まれ...
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