鳥取県南部町鶴田、とっとり花回廊で約400品種を集めたパンジー・ビオラ展が開かれている。来場者は紫や黄、白といった色とりどりの花に見入り、一足早い春の訪れを感じている。24日まで。
フラワードームに通じる全長100メートルのクリスタルロードを会場に、全国の花苗メーカーや個人育種家が作った色や形、大きさがさまざまな鉢植えが所狭しと並ぶ。パンジーの「天の羽衣1」は淡い黄色をしたフリル状のかわいらしい花弁が特徴。扇形の花弁が重なってピンクのハートに見えるビオラ「ラブバード」は、葉の白い模様がアクセントになっている。
今年の干支(えと)にちなみ、紫や青のビオラ20鉢で天に昇る水竜を表現した展示もあり、来場者の目を引く。最終日の24日は会場で展示した鉢の即売会も予定する。
同園営業課の尾西美紗子主事は「まだまだ寒さは厳しいが、パンジーやビオラを見て春の訪れを感じてほしい」と話した。
午前9時~午後4時半。5、12日は休園。
(中村和磨)