明治の文豪・小泉八雲が妻・セツと住んだ国史跡の小泉八雲旧居(松江市北堀町)について、松江市が没後120周年に当たる2024年度、全体公開に向けた動きを本格化する。文豪の暮らしぶりを再現すべく、台所や浴室といった未公開部分を明らかにする。

 4月以降に保存活用計画の策定に着手。策定後の26年度に予定する整備工事は完了まで1~2年かかる見通しで、安全確保できた箇所から随時公開することも視野に入れる。

 配膳準備に使われた6畳分の台所、...