今回のテーマは「子どもの体調不良」です。感染症の看病にまつわるエピソードが多く寄せられました。紙面では投稿の一部を紹介し、Sデジ(デジタル版)に全ての投稿を掲載しています。(内容は分かりやすく編集・要約しています)
☆見守る周囲の温かさ 上の子の小学校入学までは共働きの核家族。子どもの体調が悪くなると保育所から職場に電話がかかってきました。電話を切った私に同僚の皆さんが「早く迎えに行ってあげなさい」「後はどうにでもなるから」などと口々に言ってくださり、すみませんと頭を下げながらもすぐに迎えに行くことができました。バタバタと大変だったけれども、周囲からの温かい思いやりもたくさん受けて子育てをしてきました。子どもたちが成長してからは、お迎え依頼の電話がかかってきて慌てている同僚に、昔かけてもらったのと同じ言葉をかけてきました。「ありがとうございます」と車に急ぐ姿に、昔の私が重なっていました。
☆健康は生活習慣から 1歳から保育園に通わせています。ありがたいことに、今まで熱などでお迎えに行ったことが一度もありません。手足口病も園内ではやりましたが、そんな時も元気に登園することができました。「和食中心」「食品添加物を避ける」「20時までには布団に入る」をゆるりとですが心がけています。保育園では外遊びでしっかりと土や太陽に触れ、無農薬米や有機野菜などの栄養たっぷりの給食やおやつを食べさせていただけるのも大きいと思います。もちろん熱が出ることもありますが、食生活と睡眠が健康の要なのかなと感じています。(和食大好き、30代)
☆看病した自分ほめたい お兄ちゃんが保育園に入ってすぐに熱が出てお迎え。私は専業主婦とはいえ下に弟2人、妹の4人のお母さん。お兄ちゃんが熱が出るとみんなにうつり、手足口病、インフルエンザ、ノロウイルス、いろいろといただきました。私や主人までうつった時は「わが家は呪われてるの!」と思ったことも多々あり! 子どもがつらい思いをしてる時は代わってあげたいといつも思ったものです。思い出すとつらく大変だったと思いますが、「よくやってきた!」と自分を少しほめてあげたいです(笑)(T、k、60代)
☆病室で迎えた新年 息子が2歳の時の年末、マイコプラズマ肺炎で入院しました。隔離病棟に2人きりで私の食料は買い置きのパンと冷えたペットボトルの飲み物だけ。主人は早朝から深夜まで仕事で救援物資もなし。3日目には私が疲れと栄養不足から肺炎になり、親子でベッドを並べて新年を迎えました。元旦の食事はおせち風病院食でした。あの時はつらかったけど今は良い思い出です。(J.GIRL、40代)
☆お互いさまの気持ち 私の職場では家族や自分の体調不良で休んだとき、次の出勤時にお菓子などを持って行くことが慣例でした。それが、昨年からやめになりました。休みの長期短期に関わらず。やはり、お互いさまなので!(やっこ 50代)
☆だんだん丈夫に 1歳で入園して半年は、1週間元気にいけたら「すごい!」というくらいそれはそれは高熱がたびたび出ていました。半年を過ぎてからはずいぶん元気になり、休む頻度は月1回程度まで減りました。自分も毎回病気をもらっていたのでつらかったです。(どんぐり、30代)
☆仕事との両立困難 30年前、長女を生後6カ月で保育園に預けて復職しましたが、病気ばかりするので保育園をやめて実家の祖母、両親に完全に預けました。日曜日に会いに行く生活を10カ月続けましたが、やはり病気ばかりなので、私が仕事をやめて家で育て始めたら長女は健康になりました。子育てと仕事、苦渋の選択でした。後悔もありましたが、親の不安定な気持ちが影響していたのかなって痛感したことは今も覚えています。(かわらなでしこ、60代)
☆これが「保育園の洗礼」 わが子は1歳3カ月で入園しました。疲れが出たのか、3日目で39度台の発熱。慣らし保育のためにまとめて取っていた有給は看護で消えました。数日後には熱も下がり一安心。それから1週間ほど登園すると、今度は初めての嘔吐(おうと)下痢。完全に回復するまでに1週間かかりました。周りから聞くには聞いていた保育園の洗礼。想像をはるかに超えるペースで体調不良に襲われ、親へも次々と感染。ヘトヘトな1カ月となりました。有給が付与される新年度が待ち遠しいです。(ねこまみれ、30代)
次回のテーマ 育児で幸せを感じるのはどんな時?
次回のテーマは「育児で幸せを感じるのはどんな時?」です。毎日が慌ただしく過ぎていき、「大変だ!」とついついこぼしてしまいます。でも、子どもとの暮らしには幸せを感じる瞬間もたくさんありますよね。エピソードを教えてください。匿名オッケーですが、できるだけペンネームと年齢(年代)を記してください。
◆担当記者から
今月3歳になる息子を保育園に迎えに行くと、「かあしゃーん!」とうれしそうに出てきてくれます。どんなに仕事で疲れていても、その笑顔を見ていると心が和み、「寝かしつけるまでもうひと頑張りするぞ!」とやる気が出ます。(山口春絵)
=締め切りは4月14日=
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