上方落語で活躍する桂吉弥(きちや)さんの落語会が24日午後2時から、出雲市大社町杵築南の大社文化プレイスうらら館である。市内の愛好者でつくる「演芸を楽しむ会」などが、出雲総合文化芸術祭の一環で開く。
吉弥さんはNHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」や「バラエティー生活笑百科」に出演して人気を集め今年、はなし家生活30周年を迎えた。妻が安来市出身で島根と縁が深い。出雲では毎年落語会を開き、今回で16回目。吉弥さんの弟弟子桂佐ん吉さん、弟子で雲南市大東町出身の桂弥っこさんも出演する。
吉弥さんは道楽者の若旦那と置き屋の芸妓(げいぎ)・小糸との悲恋の物語「たちぎれ線香」などを披露する。面白さに加え、感動する噺(はなし)が落語にもあると知ってほしく選んだという。
吉弥さんは「正月から大変な事が続いたが、落語を聞いている間だけでも日常を忘れて楽しんでほしい。地元出身の弥っこの成長した姿も見てほしい」と話す。全席自由で、当日2500円。未就学児は入場できない。問い合わせは同会、電話090(3170)0570。