
―2017年に島根県と協定を結び、地域に貢献しておられます。
23年度は認知症アンケートを配布し、県の施策検討に協力しました。笑顔で声を掛け合い、支え合う社会を目指す「しまニッコ!県民運動」に参画し、笑顔での声かけを実践しています。
スポーツでは陸上部に桐生祥秀選手、卓球部に早田ひな選手が所属し、野球などほかのスポーツも活躍していますので30年の「島根かみあり国スポ」に向け、所属選手が指導する教室を開き、競技力向上に寄与できないか模索しています。

―がん検診受診率向上にも取り組んでいます。
私たちにできるのは、がんのリスクや早期発見・治療の重要性を伝えることです。これまで職員自身ががんの知識を深めて、検診に関する情報を提供してきました。
加えて、自治体が行うがん検診の日程を手軽に調べられるよう、市町のホームページにつながるQRコードの一覧を載せたチラシもお配りしています。
受診率向上に向けて、いっそう力を入れています。
―新商品が発売されました。
身体障害や要介護状態になった後の生活を長期的に支える保険「生活サポートW(ダブル)」です。
ライフスタイルの多様化で単身世帯が増えるなどして、病気やけがで就労できなくなった場合の備えに関心が高まっています。
生活サポートWは、一時金と年金を両方受け取ることができます。住宅改修など一時的に必要な費用や、継続的にかかる費用に備えるものです。
一つの商品で、幅広い保障があるのが特徴です。

―デジタル端末の活用で、営業方法が変わってきました。
営業職員はスマートフォンの業務用LINE(ライン)でお客さまと連絡を取り合い、タブレット端末で契約などの手続きを行います。
新型コロナウイルス禍で対面での営業が難しくなった一方で、デジタルトランスフォーメーション(DX)でシステム開発が進みました。
手続き後の情報集約が迅速になり、給付金を最短で翌日から受け取れるので、ご満足いただいています。

皆さんには失敗を恐れず変革に挑戦してほしい。
物事を大きく変えることが変革ではないです。日常における小さな気づきの改善がとても大切です。
日々の仕事での気づきをそのままにせず、仕事のやり方を変えることに積極的にチャレンジしてください。
そのためには、まず目の前の仕事に懸命に取り組むこと。そして同時に自身の担当する領域以外にも関心を持ち、視野をひろげアイデアの幅を広げてください。

粟井徹也=大阪府出身(56歳)2024年4月に現職に着任。
松江市の観光大使を委嘱され、休日には市内や周辺の温泉巡りを楽しみそばの食べ歩きを楽しんでいます。
島根の文化や歴史ある街並みに触れて、ますます山陰が好きになっていますので、この魅力を多くの方に発信していきたいと思います。