表彰状を手にする板倉聖治会長(左)と亀谷典子さん=出雲市今市町、市役所
表彰状を手にする板倉聖治会長(左)と亀谷典子さん=出雲市今市町、市役所

 【出雲】文化、スポーツ活動で優れた功績を残した団体、個人を顕彰する2023年度出雲市市民文化賞の表彰式が28日、同市今市町の市役所であり、文化分野から久木方言同好会(板倉聖治会長)が、スポーツ分野からはフォークダンス指導者の亀谷典子さん(79)=出雲市医大南町2丁目=が受賞した。

 久木方言同好会は出雲弁の保存を目的に04年に発足。同市斐川町久木地区の70~90代の7人で構成し、中学校や福祉施設を訪問して寸劇を交えた継承活動を行っている。

 亀谷さんは日本フォークダンス連盟公認指導者として、1991年から33年にわたり市内を中心に教室を開き、愛好者の増加や市民の健康増進に寄与した。現在、山陰中央新報文化センター出雲教室で講師を務める。

 飯塚俊之市長から表彰状を受けた亀谷さんは「身に余る光栄。高齢になっても楽しめるダンスを伝えたい」と話した。

 市民文化賞は96年度に創設。本年度は選考委員10人が審査した。(黒沢悠太)