切実な問題提起

 書店に自分の本が並ぶ。著者にとってはうれしいことだ。だがまれに、そうでないケースがある。昨年5月に「性暴力を受けたわたしは、今日もその後を生きています。」(梨の木舎)を出版した池田鮎美さん(42)は今年1月、東京都内の書店に赴き、衝撃を受けた。自分の本が「怪奇・アダ...