国譲り神話にちなむ「諸手船神事」=2023年12月、松江市美保関町美保関
国譲り神話にちなむ「諸手船神事」=2023年12月、松江市美保関町美保関
品川知彦さん
品川知彦さん
国譲り神話にちなむ「諸手船神事」=2023年12月、松江市美保関町美保関
品川知彦さん

 島根県内で受け継がれている特色ある祭礼行事をテーマにした講座「島根の祭と芸能」が8日、松江市殿町の山陰中央新報社文化センター松江教室で始まる。山陰民俗学会監事で、3月まで県立古代出雲歴史博物館学芸部長を務めた品川知彦(としひこ)さん(60)が、歴史をひもときながら内容や意味を解説する。

 毎月第2、第4月曜日の午後1時半から3時まで開く。初回~3回は美保神社(松江市美保関町美保関)に伝わる青柴垣(あおふしがき)神事と諸(もろ)手(た)船(ぶね)神事を取り上げる。概要を紹介し、頭屋制度の意味、神話と祭りとの関係などに触れる。

 4回目以降のテーマは神在祭、歳徳神、神楽、古典相撲など。全18回を予定する。

 受講料は3カ月ごとに6回分1万2540円を事前に納める。文化センターの講座を初めて受講する人は入会金3300円が必要(割引制度あり)。問い合わせ、申し込みは松江教室、電話0852(32)3456、フリーダイヤル(0120)079123。