2025年10月に開業予定の「アパホテル鳥取駅前(仮称)」のイメージ図(アパグループ提供)
2025年10月に開業予定の「アパホテル鳥取駅前(仮称)」のイメージ図(アパグループ提供)

 ホテル事業を手掛けるアパグループ(東京都)が2025年10月、JR鳥取駅から徒歩3分の鳥取市富安2丁目に新築の「アパホテル鳥取駅前(仮称)」の開業を計画している。アパホテルは鳥取県内2棟目となり、近くにある既存ホテルとの相乗効果で観光客やビジネス客の取り込みを狙う。

 アパグループによると、約861平方メートルの敷地に、鉄骨造り8階建て、延べ床面積約3571平方メートルの建物を新築する。ダブル200室、デラックスツイン5室を設け、宿泊定員は410人。レストランと大浴場も設置する。宿泊料は未定で、総工費は明らかにしていない。

 既存の「アパホテル鳥取駅前」(143室)は08年に開業し、売り上げが好調で2棟目の新築を決めた。4月に「アパホテル鳥取駅前南」に名称変更する予定。

 このほど計画地で起工式があり、アパグループの元谷一志社長兼最高経営責任者は、鳥取砂丘などの観光名所があるとして「鳥取はまだまだポテンシャルがある。既存ホテルと合わせて旅の疲れを癒やしていただきたい」と述べた。
     (岸本久瑠人)