作品「雨上がり」を紹介する代表の錦織淳さん=雲南市木次町寺領、ワイナリー奥出雲葡萄園地下ギャラリー
作品「雨上がり」を紹介する代表の錦織淳さん=雲南市木次町寺領、ワイナリー奥出雲葡萄園地下ギャラリー

 【雲南】雲南市木次町寺領、ワイナリー奥出雲葡萄園地下ギャラリーで複数の写真を並べ、さまざまなテーマや物語を表現する「組写真」の展示会が開かれている。来場者は撮影者の思いや感動が伝わる作品に想像力をかき立てられている。22日まで。

 出雲市斐川町直江にスタジオを持つ写真家・古川誠さん(71)の指導を受ける写真愛好家集団「斐川写真塾」が毎年開催する。今回は県内在住の12人が13作品計57枚を展示した。

 代表の自営業錦織淳さん(56)=出雲市斐川町中洲=の作品「雨上がり」は、水たまりに映った晴れ間や雨上がりの路地、海に架かった虹など4枚で構成し、晴れやかになる気持ちを表現した。

 「夏の記録」と題し、たくさんの人でにぎわう夏祭りや、金魚すくいをしたそうに水槽をのぞく子どもなど4枚を並べた古川さんの作品も展示している。錦織代表は「写真が持つ伝える力を感じてほしい」と来場を呼びかけた。

 入場無料。火曜日は休園。(福間崇広)