桜を背景に記念撮影する来場者=松江市上本庄町、島根大本庄総合農場
桜を背景に記念撮影する来場者=松江市上本庄町、島根大本庄総合農場

 多品種の桜を植栽する島根大本庄総合農場(松江市上本庄町)で6日、一般向けに公開するイベント「春の農場開放日」があった。好天に誘われて繰り出した市民が、多彩な桜を堪能した。

 農場を管理する島根大生物資源科学部付属生物資源教育研究センターが開催した。毎年、遅咲きの八重桜が咲く4月中旬に実施しているが、例年とは違う桜も見てほしいとの思いから、一般的な桜の開花のピークを迎えた上旬に開催した。

 本庄総合農場には約160品種250本が植わる。この日は農場から誕生した独自の「本庄(ほんじょう)曙(あけぼの)」などを市民が写真に収めた。教員によるガイドもあり、品種の特徴について熱心に耳を傾けた。

 松江市本庄町の原田充子さん(75)は「品種ごとに木の形や花の色が異なり、違いを楽しめた」と話した。(原暁)