益田市昭和町、島根県立石見高等看護学院で9日、入学式があり、46期生31人が看護師への第一歩を踏み出した。3年間、座学や実習を重ねて看護の基礎を学び、看護師の資格取得を目指す。
新入生は島根、山口両県出身の高校新卒者で、内訳は男子5人、女子26人。
式には在校生のほか保護者や教職員、来賓約180人が出席した。
狩野卓夫学院長が「毎日少しでも学ぶ習慣を身に付けるとともに、健康管理に気を付けてほしい。社会人としての人間形成に努め、充実した学生生活を送り、夢に羽ばたいてほしい」と訓示した。
新入生代表、藤井美優(みゆ)さん(18)=益田高校出身=は「患者の心に寄り添う看護師になるという夢に向かって切磋(せっさ)琢磨(たくま)していく」と宣誓した。
式後、青木彩人(あやと)さん(18)=同=は「母親が看護師で、患者の笑顔がやりがいだと聞いて看護師を志した。地域医療の領域は看護、福祉、介護と多岐にわたる。地域で活躍する看護師になりたい」と笑顔で話した。
同学院は3年制の看護師養成所で益田市医師会が運営する。
(中山竜一)