熟練者の琴の音色に合わせて歌を歌ったり体をほぐしたりする催しが13日、松江市黒田町の黒田集会所であり、20人が穏やかなひとときを楽しんだ。
住民主体の通所型サービス「黒田自治会すこやか会」が主催した。サービス利用者で、12歳で琴を始め、現在も弟子と稽古に励む陶山和実さん(94)が「日頃、親切にしてもらっているお礼に」と久しぶりの舞台に立った。
陶山さんは弟子2人とともに「かあさんの歌」「待ちぼうけ」といった5曲をメドレーで披露。参加者は歌詞を口ずさみながら体を揺らした。
童謡「まりと殿様」に合わせた体操もあり、体を上に伸ばしたり、リズムに合わせて手をたたいたりして和やかな時間を過ごした。
参加した森京子さん(81)は「技術ある演奏と一緒に歌って動いて、とても楽しかった」と笑顔だった。 (森みずき)