雲南市三刀屋町の三刀屋川沿いで、薄緑色が特徴で遅咲きの桜「御衣黄(ぎょいこう)」が見頃を迎え、県内外の来訪者が花を撮影したり、周囲を散策したりして楽しんでいる。今週末までが見頃という。
御衣黄は八重桜の一種。淡い緑色にピンク色の筋が入った花びらが特徴で、一花に10~15枚の花びらが重なって咲く。雲南市観光協会によると、今年は例年並みの11日に開花し、15日に満開となった。
16日に友人と一緒に広島県三原市から訪れた渡辺清治さん(74)は「4年連続で来た。浅い緑が春の活力を感じさせ、何回見ても飽きない」と話した。
御衣黄は国道54号沿いの三刀屋川河川敷と、三刀屋町古城の三刀屋城址公園に計約120本が植えられている。
(山本泰平)