【出雲】プロ22年間で日米通算165勝を挙げ、昨季現役を引退した元ソフトバンク投手の和田毅さん(44)=出雲市出身=が7日、出雲市矢野町の出雲ドームであった和田毅杯少年少女野球大会の会場を訪れ、子どもたちのプレーを見守り、エールを送った。
21回目の今回は島根県内16チームがトーナメントで競った。決勝は吉田クラブ野球スポーツ少年団(益田市)が6-2で高松野球スポーツ少年団(出雲市)を下し、2年連続の優勝を飾った。
和田さんは準決勝と決勝を観戦。閉会式では決勝を戦った両チームに「吉田は3連覇、高松は初優勝を目指して来年も挑戦してほしい」と述べ、選手にメダルをかけた。
最優秀選手は投打で活躍した吉田の若狭慧哉選手(12)が選ばれた。和田さんのサインボールをもらい「将来はプロで活躍するのが夢なので、最高にうれしい。リビングに大事に飾りたい」と笑顔で話した。
大会は子どもたちに夢を持ってもらおうと、和田さんの寄付金を基に市などが2005年から毎年開いている。自身の現役時代の背番号と同じ「21」回を迎え、和田さんは「毎年子どもたちのプレーを見て、元気をもらっている。来年以降も子どもたちに『勝ちたい』と思ってもらえる大会にしたい」と話した。(黒沢悠太)














