17日に始まった衆院島根1区補選の期日前投票者数が受け付け開始から5日目となる21日終了時点で1万6375人と、前回の2021年衆院選の同時期と比べて18・8%減少した。投票率が下がりがちな補選の傾向が表れた形になっている。
1区内の9市町村のうち、前回同期比で投票者数が減ったのは、松江市▽出雲市(旧平田市)▽安来市▽雲南市(旧大東町、旧加茂町、旧木次町)▽奥出雲町▽海士町▽隠岐の島町ーの7市町。総数で3797人減った。
最も減少したのは、前回選では告示期間中に市議選の投票日が重なった安来市で、2500人減の1328人。松江市は672人減り、9894人となっている。
一方、西ノ島町は増減なしの149人。知夫村は5人増の46人で唯一、増加した。
1区全体の期日前投票率は6・26%で、前回選に比べ1・25ポイント減となった。
補選は投票率が下がりやすいとされており、23年の衆院長崎4区補選は21年衆院選から12・89ポイント減の42・19%、同年の参院徳島・高知合区選挙区補選は22年参院選から14・37ポイント減の32・16%だった。
(佐々木一全)