贈呈されたかるたを楽しむ飯塚俊之市長(右)=出雲市今市町、市役所
贈呈されたかるたを楽しむ飯塚俊之市長(右)=出雲市今市町、市役所

 【出雲】出雲市姫原町、総合建設業・中筋組が24日、島根大の学生と共同で制作した「しまねけん建設業のおしごとかるた」58個を市内の児童クラブと図書館に寄贈した。

 かるたは中筋組の女性社員でつくるチームが建設業の魅力を子どもたちに伝えようと企画。島根大の学生5人とアイデアを出し合い、3月に完成した。

 「ブルドーザー 工事現場の 力持ち」「現場監督 みんなをまとめる 頼れるリーダー」など建設業の仕事を分かりやすく説明した46種の札からなる。

 市役所であった贈呈式には中筋組の斎藤美由希さん(43)と福田奈央さん(25)が目録を、島根大教育学部2年本田陽祐さん(19)と島根大生物資源科学部2年加地彩乃さん(19)がかるたを飯塚俊之市長に手渡した。中筋組の斎藤さんは「子どもたちが仕事の中身を知るきっかけになればうれしい」と期待した。

 飯塚市長は早速かるたを楽しみ「建設業のイメージアップや人材確保につながるよう活用したい」と話した。(佐藤一司)