建設業にまつわるかるたの絵札を取る子ども=松江市古志原5丁目、双樹学院
建設業にまつわるかるたの絵札を取る子ども=松江市古志原5丁目、双樹学院

 【松江】総合建設業の中筋組(出雲市姫原町)と島根大の学生が制作した「しまねけん建設業のおしごとかるた」を使った大会が2日、児童養護施設の双樹学院(松江市古志原5丁目)であった。参加した49人が絵札に描かれた働く車や建造物に注目して、元気に札を取り合った。

 中筋組の女性社員でつくるチームが、建設業の魅力を発信しようと企画。島根大の各学部に所属し、地域課題解決の技能を学ぶ地域人材育成コースの学生5人とともに、分かりやすい読み札とイラストにするためにアイデアを出し合い、3月に完成した。

 かるた大会は4歳児から高校生まで、5~8人ずつの8組に分かれて3試合あった。体育館には「生コン運ぶよ くるくる回転 ミキサー車」「つなげよう くらしを便利に 山陰道」といった、大型車両や身近な道路を取り上げた46種類の絵札が並んだ。子どもたちは枚数が少なくなると、前のめりになって勢いよく札に手をついていた。

 古志原小6年の吉村文士君(11)は「絵が分かりやすくて面白かった」と笑顔を見せた。同社工事統括本部の石飛愛理さん(23)は「建設業を身近に感じてもらえたらうれしい」と話した。(森みずき)