手作りのカレーを食べる子どもたち=出雲市古志町、古志コミュニティセンター
手作りのカレーを食べる子どもたち=出雲市古志町、古志コミュニティセンター

 【出雲】出雲市古志地区の住民有志がこのほど、古志コミュニティセンター(出雲市古志町)で子ども食堂を初めて開いた。地域と子どもとの関係が希薄化する中で、子どもたちがセンターに来るきっかけづくりにする。今後、月1回程度の開催を計画している。

 食堂は「古志すまいる食堂」。子どもの居場所をつくろうと、民生委員や地区社会福祉協議会が中心となって企画した。

 管理栄養士の資格を持つ住民を中心にメニューを考え、学校給食の基準を参考に、栄養バランスや味付けにこだわった。初回は豚肉と牛スジ肉入りカレーや、ポテトのチーズ焼きなどを提供。スタッフを含めて約50人が参加した。

 出雲市立神戸川小学校2年の勝部竣斗君(7)は「カレーが好きでおいしかった。苦手な野菜も食べられた」と笑顔。食堂運営委員会の今岡章一郎副委員長(69)は「地域と子ども、保護者のつながりを強めたい」と話した。

(片山皓平)