【益田】益田市あけぼの東町、ギャラリー茶房「ちいさなぎゃらりーうつわ」で、ネパールの人々の笑顔を撮影した写真展が開かれている。31日まで。
同市元町の写真愛好家・青木佳子さん(72)が2017年、ネパールに撮影旅行した時の作品。町には、むき出しの土管やつっかい棒で支える建物など、15年の大地震の爪痕が残る。それでもカメラを向けると優しい笑顔を向けてくれたという。
民族衣装を身に着けた若い女性、ウサギを抱いてほほ笑む少年など路地や寺院といった町の景色に溶け込む人々を撮影した24点が並ぶ。青木さんは「暮らしの中の人の姿を撮りたい」と人物を被写体にすることが多く「写真を見て笑顔になってもらえたらうれしい」と来場を呼びかけた。
浜田市下有福町の飲食業桧垣裕子さん(77)は「震災の後だが、明るい笑顔が印象的」と話した。
午前9時~午後5時。16日は店休日。
(藤本ちあき)