4月の日本ライト級タイトル戦を振り返る三代大訓選手=松江市殿町、山陰中央新報社
4月の日本ライト級タイトル戦を振り返る三代大訓選手=松江市殿町、山陰中央新報社

 松江市出身でプロボクシングの三代大訓選手(29)=横浜光ジム=が10日、同市殿町の山陰中央新報社を訪れ、日本ライト級新王者に就いた4月の試合を「落ち着いて勝つことができた」と振り返った。今後については、別のタイトル獲得を目指して年内に試合を行う見通しを示した。

 松尾倫男社長が応対。三代選手は後半にリズムをつかみ、王者・仲里周磨選手(オキナワ)に判定勝ち(3ー0)した4月9日の日本タイトル戦を「最初の30秒間のやりとりの中で勝てると分かった」と分析した。

チャンピオンベルトを持ちポーズをとる三代大訓選手


 今後の目標は、東洋太平洋王座、WBOアジア・パシフィック王座のベルト獲得。年内にどちらかのタイトルを懸けた試合を行う方向で調整していると説明し「島根県出身のボクサーという誇りを持って戦う。もっとリスクを取って打ち込み、(場内の観客に)勝ちを印象づけたい」と気を引き締めた。

 11月に30歳を迎える年齢については「焦りはないが、緊張感を持って一戦一戦挑んでいる」とした。

(黒崎真依)
 
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