「住民に寄り添う活動を続ける」とメッセージを読み上げる林至会長(手前中央)=大田市大田町、市役所
「住民に寄り添う活動を続ける」とメッセージを読み上げる林至会長(手前中央)=大田市大田町、市役所

 【大田】民生児童委員の活動強化週間(12~18日)の一環で13日、大田市民生児童委員協議会(林至会長)が今後の活動に向けたメッセージを発表し、孤独を抱える人たちに寄り添っていく気持ちを新たにした。

 同市の民生児童委員は10地区計157人。定数163人に対し欠員があり、高齢化が進む地域ほど担い手確保が難しくなっているなど運営面の課題もある。

 大田市役所であったメッセージの伝達式には各地区の民生児童委員20人が出席し、委員歴20年の林会長(66)=温泉津町西田=が「誰もが笑顔で安全に安心して暮らせる社会づくりを目指す」と述べ、楫野弘和市長は「市としても地域共生社会の実現に向けて取り組む」と返答した。

 活動強化週間は全国一斉で、市内では配食サービスなど地域の実情に合わせた活動が展開される。(勝部浩文)