平田高陸上部で外部コーチを務める多久和政徳(47)の手元には、14年にわたって続く選手の練習日誌がある。「自分の課題をうまく言語化できる選手は、力を伸ばすのが早かった」。今年3月に700号を数えた日誌をめくりながら目を細める。

 消防職員をしながら同校を陸上長距離の実力...