川柳を作句する参加者=出雲市今市町、パルメイト出雲
川柳を作句する参加者=出雲市今市町、パルメイト出雲

 【出雲】川柳愛好者約100人でつくる「いずも川柳会」が2026年に創立100周年を迎えるのを記念した大会が19日、出雲市今市町、パルメイト出雲であった。参加者は思い思いに作品を考え、喜怒哀楽を表現した。

 1926年に会の前身の「川柳たかせ会」が発足し、46年にいずも川柳会に改称した。句会を年に6回開く。竹治ちかし会長(78)によると、100年の歴史のある会は全国的にもまれだという。

 記念大会には他団体も含め島根県内や鳥取、大阪などから約100人が参加し、節目を祝った。

 参加者はあらかじめ提示された七つの題に取り組み、選者7人が良い作品を選んだ。「清らかな一滴下流では汚染」「温泉の効果落ちないように拭く」「銃を置き歓喜のうたを歌わんか」といった句が選ばれた。竹治会長は「皆さんに祝ってもらい、感慨深い。伝統を今後もつないでいきたい」と話した。(黒沢悠太)