山陰両県内を走る米子道や浜田道などの高速道路で5月に入り、維持・修繕を目的に相次ぎ夜間通行止めが行われている。交通量が増える年末年始や夏休みを避ける措置ながら、運送各社は運転手の残業規制で人手が不足する「2024年問題」に直面しており、配送時間の調整や運転手のシフトの見直しといった対応に追われている。 

 通行止めは、米子道や浜田道、中国横断道尾道松江線で、道路の補修やトンネル照明、標識の取り換えを目的に行われている。期間は米子道が5月13日夜から25日朝、浜田道が同月8日夜から29日朝、尾道松江線は6月3日夜から8月1日朝などとなっている。尾道松江線を管理する国土交通省は、お盆や大型連休、年末年始などを避けると施工時期がある程度限定されるとしている。

 4月に始まった...