ヤギに餌の草を与える児童=出雲市稗原町、石畑ヤギ牧場
ヤギに餌の草を与える児童=出雲市稗原町、石畑ヤギ牧場

 【出雲】出雲市稗原町、稗原小学校2年生の6人が3日、近くの「石畑ヤギ牧場」で、1~2月に生まれた3頭の子ヤギに餌をやり、名前を付けるなどして触れ合った。

 校外学習の一環で、牧場を管理する金山富憲さん(83)ら地域住民が毎年児童を招待し、ヤギの生態を教えている。

 児童は「草はどのくらい食べるのか」「どういう体勢で寝るのか」など次々に質問した。金山さんは、草はヨモギやスギナ、クローバーを好むと説明。胃袋が四つあることや、生まれてから5分以内で立ち上がると教えた。

 児童は草を与えたり、なでたりして子ヤギをかわいがった。また、児童たちがアイデアを出し、3頭は「キング」「ゼン」「ヨモギ」と名付けられた。

 星野希帆さん(7)は「毛がふわふわだった。葉っぱを食べてくれてかわいかった」と笑顔を見せていた。

 牧場は前日までの申し込みで見学が可能。問い合わせは金山さん。電話080(6311)5829。(黒沢悠太)