厚生労働省は5日、2023年の人口動態統計(概数)を発表した。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は1・20となり、過去最低を更新した。島根は前年に比べ0・11ポイント下がり過去最低の1・46、鳥取も0・16ポイント減って過去2番目に低い1・44だった。未婚・晩婚化が影響した。東京都は0・99だった。

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底割れ、回復兆し見えず 「社会で支える」機運を 出生率 過去最低 表層深層 

 全国の出生数は過去最少の72万7277人(前年比4万3482人減)で、23年の政府推計より11年早いペースで減少している。出生率、出生数ともに8年連続でマイナス。...