島根県西部の愛好家でつくる「いわみ山草会」(伊藤規子会長)の展示会が15日、江津市敬川町の山陰植木鉢センターで始まり、会員10人が種や苗から育てたヤマアジサイなど、夏の山野草100点が来場者を楽しませている。16日まで。
ヤマアジサイの品種のクレナイは赤と白が混じった花びらが特徴。アイヒメは鮮やかな青色が目を引く。つる状の茎先に赤紫色の小さな花が咲く「クサナギオゴケ」、先端が薄紫色の尾っぽのように見える「クガイソウ」もあり、来場者がじっくり観賞している。
江津市黒松町の森畑寛子さん(38)は「涼や夏を感じさせる山野草ばかりで癒やされた。違う季節の展示も見てみたい」と笑顔で話した。無料。16日は午前9時~午後3時。
展示会は会員の発表の場と身近な山野草に関心を高めてもらう機会を兼ね春、夏、秋にそれぞれ季節をテーマに開いている。
(村上栄太郎)