ライザップグループによる直営24時間コンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」が3月に島根県に上陸した。5月に宮崎県でオープンし、47都道府県すべてでの出店を達成した。運動に加え、エステやカラオケなどコンビニのような多目的サービスを打ち出し、会員数で業界トップに立つチョコザップ。会員継続に向けて二の矢、三の矢をどう放つのかに注目が集まっている。

松江市乃白町にあるチョコザップ、元々はうどん屋だった

 チョコザップは2022年7月にライザップグループが始めた。24時間営業の無人ジムで、値段は3278円のサブスクリプション(定額課金)型で、追加料金なしで利用できる。一般的なジムよりリーズナブルだ。

チョコザップのターゲット層について話すライザップグループ広報の小林大さん

 新規出店のスピードは類を見ない。2年間で約1500店舗に拡大し、既に牛丼チェーン・吉野家より多い。ライザップ広報部の小林大さん(26)は「2026年3月末には2800店舗を目指している」と話す。会員数はエニタイムフィットネス(約84万人)やカーブス(約81万人)を上回り、国内ジム最多の120万人に上る。...