内視鏡検査機器を体験する子どもたち=米子市西町、鳥取大医学部付属病院
内視鏡検査機器を体験する子どもたち=米子市西町、鳥取大医学部付属病院

 【米子】米子市西町、鳥取大医学部付属病院はこのほど、病院に親しみを持ってもらおうと、医療とエンターテインメントが融合した「とりだいフェス2024」を開催した。約3千人が来場し、普段見ることのできない医療現場の一端に触れた。

 院内を開放して行う初の試みで、地域と歩み、誰かに自慢したくなる病院を目指す「Our hospital(アワー・ホスピタル)」の活動の一環として企画した。

 病院内では医療設備を活用した手術支援ロボットの見学ツアーや電動車いすの乗車体験があった。このほか、子どもたちが白衣を着用し聴診器、エコー、内視鏡を体験した。実際に使用される最新機器に触れ、医療への関心を高めた。

 中庭とロビーでは、お笑いコンビの「ダイノジ」による「キッズディスコ」や音楽芸人「こまつ」のステージがあった。

 松江市から訪れた大学生の足立結菜(ゆな)さん(20)は「実際の現場の様子や器具を見ることができて良かった」と話した。(藤本みのり)