海開きを前に、松江市立鹿島中学校の全校生徒127人が19日、同市鹿島町古浦の古浦の浜と御津の海岸を清掃し、環境問題について理解を深めた。
鹿島中では地元の海への愛着や環境問題への意識を高めてもらおうと、毎年恒例で清掃している。今回は環境省と日本財団の共同事業「海ごみゼロウイーク」の活動としても実施した。
同町御津の海岸では地元漁師やボランティア、鹿島中の生徒ら約60人が火ばさみやごみ袋を片手に1時間かけてごみを集めた。生徒たちは汗を流しながら砂浜に埋まる網やプラスチック、ペットボトルなどを拾い、45リットルの袋約40袋分のごみを回収した。
3年の田中未空さん(14)は「ごみ拾いを続けてきたため、浜辺が年々きれいになってうれしい。きれいな浜辺を守りたい」と話した。(林李奈)