新聞を読むことを通して仕事に必要な情報収集術を磨く研修が1日、松江市殿町の島根県庁であった。統計調査課の職員研修の一環で企画し、35人が参加。山陰中央新報社の清水由紀子NIB担当から、効率的な新聞の読み方など仕事に役立つ活用法を学んだ。
受講者は当日の山陰中央新報に目を通し、見出し、リード、本文に印を付けながら、それぞれの役割、結論を先に書く「逆三角形」の記事スタイルを確認した。1面から見出しとリードに目を通す「朝10分で世の中の動きをつかむ新聞の読み方」を実践。気になる記事を選んで、感想やコメントを付けるスクラップ体験も行った。
研修は、県職員として幅広く世の中の動きを知り、新聞を活用する方法を学ぶ狙い。女性活躍推進課や広聴広報課などの職員も参加した。
日頃、ニュースはインターネットで得ることが多かったという統計調査課経済分析係の田中雄真主事(25)は「新聞はとっつきにくいと思っていたが、改めて読むと世の中の動きがひと目で分かり、読みやすかった。これから活用したい」と話した。