出雲市を拠点に活動する出雲フィルハーモニー交響楽団の第26回定期演奏会が15日午後2時半から、同市塩冶有原町2丁目の出雲市民会館である。「聖と俗のフィナーレ」をテーマに、中井章徳さんの指揮で管弦楽曲のほか、原語のイタリア語による歌劇を演奏会形式で上演する。
演目は、ビゼー作曲の歌劇「カルメン」第1、第2組曲から5曲と、旋律の美しさで知られるマスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲、今年が生誕200年となるブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」から壮麗な第4楽章。
9人の歌手と出雲フィルハーモニー・オペラ合唱団も出演して歌劇「カヴァレリア-」のフィナーレと、「12年後~カヴァレリア続編」も披露する。
「12年後~カヴァレリア続編」は、マスカーニの研究者メニカーリが、悲劇の前作から12年の時を経て繰り広げられるドラマを一幕ものの歌劇にした作品で、昨年秋に北九州シティオペラで日本初演された。
指定席のS席(120席限定)が前売り一般3千円(当日3500円)、自由席のA席が2千円(当日2500円)など。問い合わせは出雲フィル事務局、電話0853(21)6371。