出雲署は4日、暗号資産(仮想通貨)取引の名目で、出雲市内の30代男性が暗号資産約577万円をだまし取られる交流サイト(SNS)型投資詐欺被害に遭ったと発表した。
同署によると、男性は暗号資産の取引に興味を持ち、通信アプリ・テレグラムの投資関係のグループチャットに参加。5月3日ごろからグループ上で「JACK(ジャック)」というアカウント名の相手と連絡を取るようになった。
男性は「私を通じて投資をすれば必ず利益が出る」と勧められ、正規の取引所を通じて指定された送信先に暗号資産を送金。相手から「利益を保証する」との内容のメッセージが届いており、アドバイスを受けながら送金を続けた。
その後、投資額が高額になり、相手に出金を求めたところエラーが出るなどして、さらに追加送金を求められ、5月5日から6月3日まで計15回振り込んだ。
その後も引き出せず、不審に思った男性が出雲署に相談して発覚した。